2002年度 事例研究委員会 まちづくりの知恵の検証 その5
ルール化されない都市のよさ 「京都」
                        事例研究委員長 難 波  健
                     企画:高谷基彦・谷口一朗(京都市)
                                  ホームページ構成:難波 健

<検証対象>
関西支部設立10周年記念事業 「関西都市計画100年の歩みとまちづくりの知恵」
(34)ユーザーのための都市計画
      −京都の地場産業の振興と魅力ある町並みづくり  吉田 秀雄
(35)古都の市街地景観を守る
      −京都の市街地景観条例は何故実現したのか    大西 國太郎
(46)京町家の野全と再生                   寺田 敏紀



1 趣旨

テーマ
    京都の都心部の現状 −その多様性の継承のための取組方策について−
    <キーワード> 既存ストックの活用、地域共生のまちづくり
主な視点
   京都市の都心部では、古くから職と住が共存した土地利用が図られており、その多様性が特徴でもあり、魅力の1つとなってきた。このような状況も踏まえ、土地利用の多様性を認める観点から、用途地域を商業地域(容積率400%)に、また31mの高度地区の指定をしている。
   また、町家等の歴史的資源も数多く残っている地域であるとともに、地域単位でのコミュニティが非常に強い地域であった。
    ただし、近年、産業の停滞や町家の減少、また特に近年のマンション建設に見られるように周辺地域との軋轢を生じるケースが多く見られ、今後の在り方が問われている。
    このような状況を踏まえ、
   ◇
地域と調和した土地利用を図るための都心部での新たな建築のルールづくりの取組
   ◇既存ストックとしての町家の保全・再生の取組
   ◇地域と事業者等の協働による地域共生型マンション建設の取組
  等が行われている。

    今回、都心部の状況を現地視察してこのような特徴的な取組内容について紹介した。

2 日程等
  日程
     3月9日(日)午後1時30分から5時30分まで
 当日のスケジュール
     午後1時30分集合(京都市景観まちづくりセンター:烏丸御池)
     1時30分〜3時 取組の報告
     3時〜4時30分 現地視察
    4時30分〜5時30分 意見交換(京都市景観まちづくりセンター)
  6時から交流会を実施。

3 内容
 報告
<近年の都心部における特徴的な取組>

   京都市における都心再生の取り組(「都心部における新しい建築ルールづくり」の取組、「伝統的景観保全に係る防災上の措置」の取組等)
               京都市年計画局年づくり推進課 担当課長 岸田 里佳子
   町家の保全再生を含めた(財)京都市景観まちづくりセンターの取組
               (財)京都市景観まちづくりセンター 次長  平家  直美

   地域まちづくり活動の展開及び地域共生型マンション建設の取組
               樺n域計画建築研究所 京都事務所長   石本  幸良


○資料
<京都市 都市づくり推進課分>

   ◇都心再生まちづくりプラン:職住共存地区整備ガイドプラン    京都市
   ◇京都市都心部の新しい建築ルール(案)について    京都市都市計画局
 ◇京都市伝統的景観保全に係る防火上の措置に関する条例
      京都市
  ◇歴史的なたたずまいを敬称した街並み・まちづくり協議会 H15.1.9設置

  ◇H14年度都市再生プロジェクト事業推進費 第二次配分計画
  ◇本能学区まちづくりのしおり               京都市(H15.3)

  ◇歩いて暮らせるまちづくり構想              京都市(H14.6)

  ◇南部創造まちづくりプラン:高度集積地区整備ガイドプラン     京都市
  京都市伝統産業の日
  伝統産業の日本ものに会える日
  職住共存の都心再生

<京都市景観まちづくりセンター分>
  ◇(財)京都市景観・まちづくりセンター
  ◇京町家再生プラン−くらし・空間・まち−

  ◇京町家の改修モデル住宅

  ◇京町家は他の木造の建物とどう違うの?

  ◇次代に引き継ぐ京町家

  ◇まち博ニュース見学会+まちづくり交流会

  ◇京まち工房no21

<石本氏分>

  ◇市民のまちづくり活動におけるプランナーの役割

  ◇姉小路界隈町式目(平成版)

  ◇姉小路界隈地区街なみ環境整備事業ニュース

  ◇特定非営利活動法人 都心界隈まちづくりネット

  ◇地域共生の土地利用検討会

  ◇京町家マップ


現地視察
報告事項を中心に京都市の都心部の状況を歩いて見学
<具体的な視察場所>
    新町通(町家が多く残っている通り、祇園祭の鉾が通ります)
 ・  町家の見学(実際に住まれている方のお話を聞きながら町家 吉田家の見学を行います、お茶お菓子付き)
   新風館(大正時代の歴史的建造物を活用した新たな商業施設、最近若者に人気の施設)
   姉小路通(「姉小路通界隈を考える会」という周辺地域住民の主体的なまちづくりが行われています)
   アーバネックス三条(旧京都ガス本社跡地、計画段階から事業者と地域住民の協働による建設の取組が行われたマンション)

4 その他
 参加費用  1,000円(町家の見学代)
   参加者  18

(財)京都市景観・まちづくりセンター(旧 龍池小学校) レクチャー風景
町家 吉田家内部 へっついさん  建物についてお話をうかがう
膳だな 台所
姉小路界隈町式目制定記念碑

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