「歴史的緑研究会」中間報告
 
(支部助成研究)



2003年3月9日
研究代表者   田原直樹

1年目の研究活動の概要報告書

 1年目の主な研究課題
 道路拡張や区画整理などにより寺社や民家の敷地内から道路上にはみ出して位置することになった樹木(以後、路傍樹)について、その現状を把握するとともに、継承のあり方を考察することを目的とした。

 研究会の開催
・具体的な調査を進めるとともに、その過程であきらかになった課題について検討するために、4回の研究会を開催した。
・路傍樹に関連の深い、天然記念物及び保存樹木等の樹木保存に関する制度について検討するために、広島大学大学院亀井幹夫氏を招請し、通常より拡大した研究会を実施した。

 ヒヤリング及びアンケート調査の実施
 大阪市内全域を対象とし、平成2年の大阪市による調査などをもとにして調査を実施した。その結果確認できた23本の調査対象路傍樹に対して、観察、周辺住民へのヒヤリングおよびアンケート調査を実施した。

 現段階での研究成果
 大阪市内に20本以上の路傍樹が存在していることがあきらかになった。周辺住民の路傍樹に対する認知度は高く、高評価を得ており保全意識も高いが、管理への参加意向は低いことがあきらかになった。また、対象木をよく知っている人ほど保全意識、管理への参加意向が高く、路傍樹に対する認知度を高めることが重要であると考えられた。

 研究会構成員の名簿  (氏名、所属・役職、専門)

上甫木 昭春*      大阪府立大学大学院・教授緑地計画
斎藤 純天理大学・講師民俗学
佐藤 道彦*大阪市計画調整局・企画主幹土木
澤木 昌典*大阪大学大学院・助教授都市計画
杉本 容子*大阪大学大学院・博士課程学生都市計画
谷勝 紀昭大阪府立大学大学院・修士課程学生緑地計画
田原 直樹*兵庫県立人と自然の博物館・主任研究員      都市計画
吉田 有里大阪府立大学・学生緑地計画
(*は会員)


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